くらげシリーズ

【くらげシリーズ系】  目次

1『五つ角』2『死体を釣る男』3『口内海』4『くらげ星』5『みずがみさま』6『転校生と杉の木』7『緑ヶ淵』8『北向きの墓』9『蛙毒 上』10『蛙毒 下』11『蛙毒 後日談』12『黒服の人々 前編』13『黒服の人々 後編』14『雨乞い』15『...
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【くらげシリーズ系】蛙毒 後日談

あのペットボトルの家で老人の遺体が発見されたと知ったのは、それからまた幾日か過ぎた日のことだ。道に蛙の入ったペットボトルが散乱し、片付けもしないのかと、文句を言いに来た近所の人間が死体を発見したのだという。私はそれを、あの駄菓子屋の目の細い...
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【くらげシリーズ系】蛙毒 上

私が中学生だった頃の話だ。ある夏の日のこと。その日私が学校に行くと、教室の隅に人だかりが出来ていた。一部の男子たちを中心に何か騒いでいるようだ。「何してんの?」一番近くにいた奴を捕まえて尋ねると、彼は心底気持ち悪そうな顔を私に向けて「蛙だよ...
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【くらげシリーズ系】北向きの墓

私が中学一年生だった頃の話だ。十月上旬。その日は土曜日だった。昼食を食べた後、私は自転車の荷台に竹箒をくくりつけ、友人の家へと向かっていた。自宅のある北地区から、町を東西に流れる地蔵川を越えて南地区へ。思わず、快晴!と叫びたくなるほど真っ青...
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【くらげシリーズ系】口内海

これは私が中学生だった頃の話だ。そろそろ夏休みが待ち遠しくなる七月後半。その日私は、山一つ越えた先の海で一日中泳いでいた。海水浴場ではない。急な崖を降りた先に、地元の子供たちだけが知っている小さな浜辺があり、夏の暇な日は、そこへ行けば誰かし...
くらげシリーズ

【くらげシリーズ系】五つ角

梅雨時になると、たまに思い出すことがある。今から十年程前の話だ。当時、私は中学一年生だった。四方を山に囲まれた盆地に、私の住んでいた街はあった。といっても標高はそれほど高くもなく、南側の山一つ越えれば太平洋を見ることができる。コンクリートで...
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【くらげシリーズ】口内海

これは私が中学生だった頃の話だ。そろそろ夏休みが待ち遠しくなる七月後半。その日私は、山一つ越えた先の海で一日中泳いでいた。海水浴場ではない。急な崖を降りた先に、地元の子供たちだけが知っている小さな浜辺があり、夏の暇な日は、そこへ行けば誰かし...
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【くらげシリーズ】  目次

01『五つ角』02『死体を釣る男』03『口内海』04『くらげ星』05『みずがみさま』06『転校生と杉の木』07『緑ヶ淵』08『北向きの墓』09『蛙毒 上』10『蛙毒 下』11『蛙毒 後日談』12『黒服の人々 前編』13『黒服の人々 後編』1...
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【くらげシリーズ】五つ角

梅雨時になると、たまに思い出すことがある。今から十年程前の話だ。当時、私は中学一年生だった。四方を山に囲まれた盆地に、私の住んでいた街はあった。といっても標高はそれほど高くもなく、南側の山一つ越えれば太平洋を見ることができる。コンクリートで...
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【くらげシリーズ系】水を撒く

私が中学生だった頃の話だ。 二月の平日。その日の朝、いつもより随分早く家を出た私は、中学校とは逆方向のとある友人の家へと向かっていた。 冬の空気は澄んでいて、自転車を漕いで火照った体に冷たい風が心地いい。空は薄曇りだが、降ってきそうな程では...